鳥海山      2012年10月19日     山形県     標高 2236m

滝の小屋登山口(6:14)〜滝の小屋(6:31)〜河原宿小屋(9:22)〜伏拝岳分岐で敗退(10:10)〜河原宿小屋で休憩(?)〜滝の小屋(13:05)〜滝の小屋登山口(13:24)




鳥海山は、山形県と秋田県の県境にあって、日本海に面し、標高2,236メートル

またの名を出羽富士とも呼ばれ、山麓周辺の人々の守り神として、古くから崇められてきました

と、いうことです

早池峰でご一緒してくれた岐阜のご夫妻の話によると、鳥海山は日本海に面し、これまた風が強く吹くところらしい

滝の小屋登山口へ前日行ってみたけど、登山口がもうものすごい強風!寒い!

節約で車に泊まろうと思ってきたけど、心細くなり挫折

鳥海山荘、湯の台温泉に素泊まり5400円で泊まれた 良かった


起きたら滝の小屋登山口へ向かう

鳥海高原ラインの紅葉もとてもきれいでした

登山口には車2台

車中泊した方が準備してました


  
登山口                          まだ薄暗い登山道                            滝の小屋


滝の小屋でトイレ休憩していく

いや〜お天気がいいねえ


   
滝の小屋の後方の眺め                                    紅葉きれいです


   
日本海と庄内平野 よう見える                                   目指す鳥海山


  
河原宿小屋へ                       ン?雲が…                       手の切れるような小川


河原宿は鳥海山の別天地と呼ばれ、広大で前方には鳥海山の眺め、雪解け水の小川と素晴らしいところでしたよ

ここからは、石についてあるペンキを頼りに登って行きます


   
河原宿小屋を振り返る                                   あれれ、ガスってきたよ


   
草紅葉もきれいです                                        沢の上を通過


だんだんガスって雲行きが怪しくなってきました

最初に見たガスのところまで来たのか、それともガスが降りてきてるんでしょうか

少し不安になりながら、前を歩く二人連れをこの鈍足な私が奇跡的に追い越して進んで行きます


  
前方はガス                               霧氷                            登山道が凍っている


あたり一面ガスで風景は何も見えません

が、霧氷がついてます

うれしいけどなんてこったー!

だんだん風も強くなってきましたよ


   
草木が倒れてるのが風の強さを物語っている                              思いがけず霧氷が見えちゃった


登るにつれて、なんと雪が降ってきました

ヤバイ〜、どうしよう〜

知ってる山だったら雪やガスぐらい、どうってことないかもしれないけど

ヤバイです

登山道のペンキの印が雪で消えたら、絶対迷いそうな道でした(私のイメージですよ)

不安が募って、追い越した2人が登ってくるのを待ちましたけど、待てど暮らせどやって来ません

ここまで来たのに、っていう思いもあります

もうちょっとだけ進んでみることにします


   
いつもならうれしい霧氷なんだけど                                      伏拝岳分岐


分岐を過ぎ山頂方面へ向かっていくと、下山してきた男性に風が強いからやめとき、と言われた

確かに分岐に立つとすごい寒いし、暴風が吹いてました

自分が無理をしてることもわかってるし、これ以上はと、泣く泣くあきらめるわけでもなく、素直に下山することにしました


   
鳥海山の神様、さようなら〜また来ます〜                                 あっという間に雪が積もってる


こうなったらペンキが雪で消える前に、大急ぎで下山しなくては

しかし、下山し始めてすぐ、体に異変が起こりました

急に、急にですよ、全身が筋肉痛になって、ものすごく体が動きにくくなりました

足がもつれて何でもない道で何度も転倒するし、ズボンは血に染まるし、大変な思いをして河原宿へたどり着きました

手もしびれてるみたいでこわばって、とにかく体がおかしかったです

全身がすごい筋肉痛と疲労感のような感じでした

東北へ来て山を歩いて、体は歩くことに慣れてるはずなのに、急にこんなになって

なんなんやろ〜いったい

 

  
私の心みたいにお天気もどんより                          滝の小屋へ                               ようよう下山


ペンキはまだ隠れておらず、体調不良もあったけどなんとか下山できました

道路が見えた時は、超うれしかったです

1人で行くきよ〜なんて思ってる人もいるかもしれませんが、人に迷惑かけてないんで


鳥海山、なんかいろんなことがあって、自分の中ですごいインパクトのある山行になりました

最初は良かったです

展望にも恵まれて、美しい鳥海山も見られました


東北から四国へ帰る前、ついでにと(全然ついでじゃないけど、本州横断してしまった)山口県に住む友達のところへ行って遊んで帰った

友達に鳥海山で筋肉痛になったことを、こんなことがあった、って話したら

「ゆきちゃん、それは霊よ、山にはおるって言うしね」

え〜、そうやろうか

昔から山は聖なる場所で、神や霊が集う?とは言いますけどね

さて、どうなんでしょうか


鳥海山、山頂へ行けてないので、いつかリベンジしたいと思います


                                                    

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